【核融合炉#2】LHD
核融合炉の調査、第二弾。
1.名称由来
大型ヘリカル装置(Large Helical Device)より抜粋。
2.概要
1998年に運転開始したヘリカル型の核融合装置である。
LHDはヘリオトロン配位と呼ばれる磁場配位を採用した装置。ヘリオトロン配位は,プラズマを閉じ込めるために必要な磁場配位を一対のらせん型の外部コイルのみで形成することが可能なため,定常運転能力が優れている。
Fig.装置イメージ
Fig.真空容器内の様子
3.主要諸元
Table.装置の主要諸元
装置本体の外径 13.5 m
装置本体の高さ 9.1 m
装置本体の総重量 約1500 t
大半径 3.9 m
小半径 0.6 m
プラズマ体積 30 m3
磁場強度 3 T
総加熱電力 3万6千 kW
出典: 自然科学研究機構 核融合科学研究所 公式HP
https://www-lhd.nifs.ac.jp/pub/LHD_Project.html
4.ポイント
・イオン温度は、目標値1億2千万度を達成。
・日本発祥の形式。